嶺上航路

興味関心のおもむくままです

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第二回咲ワン エントリー作品の感想

第二回「咲ワン」にエントリーしていた作品を読んでの感想記事です。

前回は目を通すことのない作品がある状態で感想をひとまとめにしてしまいましたが今回は全作品に目を通しました。

とはいえ、分量の多いあまり読み切れてないままの作品や、感想に困ってしまった作品もあり、その点については妥協したことを納得していただければ幸いです。

それではいきましょう。

※僕が投票した作品には、タイトルの横に「☆」がついています。







①健夜「小鍛治健夜ミュージアム?」

このSSは以前も読んだことがありますが、今見ても面白いですねー。
こういう「色んな人に聞いてみた」系の話が好きなのもありますが、導入とオチの流れが非常にキレキレで素晴らしいテンポ感でした。




②ひとりぼっちの山姫は

王道って感じのボーイミーツガールでしょうか。タイトルの付け方が上手で、その辺りは読んでるときに「おっ」となりましたね。
妖しげな集落の描写と京太郎・豊音の「ぼっち同士」感がすげー好きです。




③咲「お姉ちゃん起きてー」 照「んー……」

王道&盛りだくさんの照咲でしたね。離れ離れな時期があっただけに、この姉妹はここまでくっつきたがるのでしょうね。
作中の淡が言う通り、色々ごちそうさますぎてもう読みたくないです(褒め言葉)。いいSSでした。




④誰そ彼は ☆

こういう静かな筆致で、不思議体験な出来事を描いた短編には弱いんですよねぇ。目の付け所と、豊音のミステリアスな描写がすばらでした。
着想の元になったという東方ピアノアレンジの原曲が知りたいですね。個人的に、宮守女子は3~4面あたりの急ぎすぎず楽しげな道中曲がよくハマる面子だと思います。




⑤咲「お姉ちゃん!いい加減にしてよ!」 ☆

これすき(直球)。テンポのよさとネタの巧さと転調の小気味よさと咲さんの可愛さがよく表れていて、すばらでしたね




⑥薫陶

純愛の皮を被った肉食系SSですね。純愛要素を否定はしませんが。
序盤の丁寧さに比して山場での展開がやや急な気もしましたが、最後まで読むと「おお、そういうことか」と納得できる感じで、上手くやったなぁと思いました。

エイスリンの能力がどこまで強いかは不明ですが、そこを踏まえたうえで塞の心情・行動を考えると……なんだか哀しくなるようですが、そういうところにもこのSSの面白さがありますね。




⑦甘いチョコレートの食べ方

クールでホットな照菫、美味しかったです。
まさしく甘いチョコレートのようなSSでしたが、苦みを残しつつしつこすぎない、ほどよい甘さとお酒に酔うような味わいが妙味でしたね。




⑧宇夫方さんはちょっとヤンデレ

体のどこかに穴が空くというか、なにか空虚で涼しげな読後感がありました。
各場面の描写がそっけなくも印象に残る書き方であったと思います。

どうやら作者さんはこの作品をリブートなさるという構想があるそうで、楽しみに待っております。




⑨The dog licks “you”

妙なテンポのよさに笑えてきちゃうSS。
宥の小動物的というか、無邪気な可愛さがよく出ていてすばらだなぁと思いました。




⑩母親

王道でええんやないですか~~~~~~!?
おかんがおかんって呼称のことを気にしてるのが本当に”おかん”って感じで、うーん、最高でした。




⑪怜「竜華を欺いて浮気を続ける」憧「そうはさせない!」

作者さんが「あとがき」にて言及されていた、淡と智葉の心理戦ネタは僕も好きでしたね。そこから、流石にテンポこそ落ちてますが、かなり読み応えの増したSSになっていると思います。

やはりラストの怜の描写が良かったのではないでしょうか。ここまで怜にぴったりなSSを書かれたというのは凄いことだと思いました。

更に興味深いことなのですが、何気に、怜の「麻雀以外でも一巡先を見られる」という作中設定が公式化されてるんですよね。
そういう風に二次創作で描かれたことが後から公式化されるっていうのは中々珍しいことなので、そこも含めて面白い作品だと思いました。




⑫5人目の先輩

有珠山ええぞ!ええぞええぞ!って感じですね。名前だけ出てた某先輩のキャラ付けと、それに伴う既存キャラ同士の関係の見せ方が素敵でした。
個人的に「おっ」っと思ったのは某先輩の登場時の描写ですね。タイミングも併せて、読者に驚きと共に次の展開への期待感を与えてくれて、見事にそれに応えるような作品になっていたと思います。




⑬咲-Saki- 怜竜 【諸刃エースのいろは唄】

怜竜セーラの泣かせる友情話ですな。
よく考えられてるなぁ、と思える綺麗な文章で怜の心情が丁寧に綴られていて非常にすばらなSSでした。
最後の締め方は、静か中に燃えるような熱があって滅茶苦茶好きですね。




⑭阿知賀女子学院・麻雀部活動日誌

原作でぼかされていた部分に真正面から組み合っていて、強い意志と力を感じました。
松実姉妹はこういう話の主人公にすると強いですねぇ。色んな意味で読んでて泣きそうになりました。




⑮【R-18】プロ雀士、宮永咲の性体験告白(生配信)

慕ちゃんが、最初に咲さんに催眠調教を仕込もうとする前日譚が欲しい。

 
欲しい。




⑯セングラ的須賀京太郎の人生

途中までしか読めてませんが、各キャラごとにちょうどいい長さの丁寧なオムニバス形式で京太郎との出会いを描いていて面白かったです。
キャラの口調なども原作に近くて自然に読めますし、すばらでしたね。




⑰菫「松実旅館の怪」

ゲームブック読むなんて久しぶりでした。スリルとハラハラ感があったのは良かったですが、badエンドルートをもうちょい引っ張ってもらっても楽しめたかなという気はします。




⑱初恋はダイヤモンド

官能小説二作盛りなSSですね。劇中作と作中の流れ・文章がリンクしつつもギャップを産んでいて面白かったです。




⑲偶然・ラーメン・レアトッピング

本当にノリのいいSSをお書きになりましたね……。
とにかく淡のキャラが抜群で、菫と智葉の心理戦(?)も読み応えがありましたし、誠子のモノローグはじめ地の文が絶妙にしつこいのもポイント高いです。すばらです。




⑳愛宕絹恵の恋物語

爽やかだけれども、ウェットな部分もある王道の恋愛物語ですね。二人がスポーツを楽しむシーンがとても好きで、もう本っ当にすばらです!
洋榎がお邪魔虫にもならず必要以上に手助けもしないいいキャラになってまして、そういう所も大好きなSSです。




㉑淡「アワアワの松庵探訪!」 真佑子「わたしもいるよ!」【舞台探訪SS】 ☆

盲点を突かれたというか、そういうのもあるのかって感じでしたね。
写真の枚数や挿入タイミングが絶妙で、読んでるだけでも松庵を訪れた気にさせられるというのは本当に凄いことだと思いました。




㉒さぁ、いこうか。 ☆

照を、傍にいる人物の視点から描いたSSというのは珍しいので新鮮で楽しめました。
「宮永照」としての照と「プロ雀士」としての照が両方描かれていてすばらでしたし、語り手のマネさんも応援したくなるようなキャラクターで愛らしかったです。




㉓京太郎「意識改革?」

部長の企みで話が動いて、部員たちがそれに巻き込まれて……という王道に相応しい面白さでした
闘牌が練られている上に分かりやすかったのは素直に感嘆します。打牌につられて揺れ動く各キャラの心理描写も見応えあって、すばらでした!




㉔神社生まれの小蒔さん

疾走感と爽快感でごり押してくる腕力系のSSですね
「神社生まれってスゴイ。俺もそう思った」とだけ言っておきましょう。




㉕劇場版魔法雀士牌のお姉さん瑞原はやりん☆ ~メカまふふの逆襲~

ほんっとさーーーーーーこれさーーーーーーーーーーーー! 
荒唐無稽で機械的なSFかつ熱い血と冷たい涙が流れるハードボイルドめいた宿命のバトルが始まるってときにリアル魔法雀士の設定なんて出されたらなんもかんもぶっ壊れるに決まってるんだよなーーーーーーーーーーーーーー!!!!

追伸:この度はめでたく、シノハユ本編でも魔法使いが現れましたね。続編期待しています☆




㉖ゆきにねがいを

思い出が繋がる系のお話はよいものですねぇ。クライマックスのユキの台詞は読んでる僕の胸にもいい具合に沁みこんできて、それこそ雪のような作品になっていたと思います。




㉗洋榎「恭子のソーセージ」

古き(?)よきノリを受け継ぐ「生えてきた」系譜のSSですね。
天然の誘い受け属性であり攻めることもできる末原さんに生やした時点で七割方勝ったと言っても過言ではないでしょう。




㉘閉じ込めて、囚われて

自作のSSですが、これ、続き書きたいですね。
速報に投下したときに『プロローグ終わったと思ったら終わってた』というレスを貰ったのが心に残っています。




㉙幸せと人数の関連性

四人の特徴が面白く描けている日常描写も好きですが、告白直前からラストまでの流れが特に好きなSSです。
大学ものの咲-Saki-SSは比較的自由にキャラを絡ませられるものですが、ジャンルとしての「つぼ」をおさえていてすばらでした。




㉚京怜エレジー

文章は綺麗なだけにキャラクターの関係性とか色々物足りないですね。
とはいえ、その物足りなさがこの言いしれぬ余韻を産んでいる面もあると思いますし着眼点含めて中々面白いSSだと思いました。




㉛嘘 ☆

これいいですな~~~。モノローグの書き方が場面や物語の動きにピッタリと合致しているとでも言いましょうか、とにかく「ハマってる」文章になっていたと思います!
素直になりきれない爽がいじらしいですね。由暉子の考えたことは僕にはまだ分かりませんが、そういった想像の余地がある点も含めてすばらなSSでございました。




㉜世にもすばらな物語

タイトルから構成まで、真正面から「奇妙な物語」に取り組んでいて、内容も含めてすっげーすばらな物語になっていたと思います。

二番目のレジェンドの話がすごく好きですね。




㉝桃子-Momoko- ☆

いいですねこういうの~~~!こんな感じの、後ろ向きだった主人公の自己否定が肯定に変わって前向きになっていく物語は大好きなんですよ。
短めですけど登場人物の台詞や心情がばっちり入ってくるので読み応えもありますねぇ。かじゅももの美味しさも詰まっていてとてもいいSSでした!




㉞パズルのピースを一緒に

タイトルがお上手です。原作・アニメの補完をしつつ、そこから一歩進んだ現在進行形の二人の関係が繊細に綴られていて非常にすばらでした。




㉟穏乃「玄さんの元気がないんです」

げっろ……って感じでしたね。何がとは言いませんが。
ギャグのキレも中々の中々なのですが、アコチャーがぐいぐい引っ張ってくれるテンポの良さがこのSSの一番の売りなのではないでしょうか。読んでいて楽しい作品でした。





いやー、本当に沢山の作品がありましたね! 書き手として、読み手として参加した皆様お疲れ様でした! そしてありがとうございました!


次回以降の記事では、いい加減カテゴリー分けして放置したままのアイマスSSの方にも触れていこうかなと思います。

SSに限らず、キャラ考察なんかもぼんやりとですがネタがあるので気が向いたときにまた更新します。それでは。



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