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嶺上航路

興味関心のおもむくままです

井端弘和の引退について思うこと

ふざけるな、というのが朝起きてこれらの記事を見た僕の率直な感想です。



巨人・井端が現役引退!“いぶし銀”はコーチ就任 同い年の由伸監督助ける

巨人・由伸監督 現役引退を決断!井端コーチ決定、OB二岡氏の入閣も検討
 
 

無論、井端選手の決断を非難するつもりはありませんし彼の決断は何よりも尊重されるべきものの一つであると思います。
しかし、これが果たして巨人という球団にとって歓迎すべき決断なのか、井端弘和という「いち野球選手」にとって相応しいものであったかどうかということに関しては、どうしても疑問を持ってしまうのです。

まず、今シーズンの読売ジャイアンツにおける井端選手の立ち位置について簡単にですが考えてみましょう。


98試合(スタメン出場78試合) 打率.234(269-63) 1本 19打点 盗塁3 出塁率.331 OPS.610

※内野の全ポジションにおいて10試合以上の先発出場を果たす


という、いかにも「いぶし銀」の便利屋という具合の成績になっています。
巨人のチームとしての 打率:出塁率:OPS がそれぞれ .243:.313:.666 であることを考えると、二遊を守る野手としては及第点といえるでしょう。

内野の各ポジションにおけるレギュラー格である阿部・片岡・坂本・村田(それぞれ先発出場試合数を基準に選出)と比較すると、主だった成績は負けていますが 四人の中で出塁率と得点圏打率の両方で井端を上回るのは坂本勇人だけ というデータがありますが、あくまで参考に留めておくのが無難かと思います。

いずれにせよ、今シーズンの井端は「攻守両面において巨人を陰ながらに支えた便利な内野手」……とみても差し支えはなさそうです。

似た立場の選手に、井端よりも10歳近く若い寺内と、更に10歳近く若い吉川がいます。

がいますが、彼は井端の1/3ほどしか出場試合を記録しておらず、また出塁率・OPS共に井端より低い成績であり、残念ながら井端よりはチームへの貢献度が小さいと思われます。

23歳の吉川大機は寺内よりは多く出場機会に恵まれ一応井端以上の打撃成績を残してはいますが、二人に比べると守備面に大きく不安が残ります。
経験の差を考えると考えると許容範囲と思えないこともないですが、本職の二塁を除けば二軍ですら守備率が低かったことを考えると、流石に心もとないような現状です。


――さて、どうでしょう。

岡本のような若手が台頭し、坂本というチームの中核を担う選手が健在とはいえ、高齢化が進みつつあるジャイアンツの内野手陣で、代打・代走・及び内野の全ポジションにおける守備固めにも使える上に優勝争いを含める過酷なシーズンを幾度も乗り越えてきた体力・経験を兼ね備えた井端が抜ける余裕があるでしょうか?



ありません。(直球)



本来なら「その余裕がなければいけない」ところなのでしょうが、それが出来るならこんな現状に陥ってるわけがないんですよね。



内外野に「ユーティリティ性」と「経験」を持った選手がいない球団は、歯車一つずれるだけでも必ず瓦解します。そのいい例が近年の横浜ベイスターズであり去年のヤクルトスワローズでした。

井端の引退によって発奮した選手たちの中から井端の穴を埋める者が出てくるのが最高ですが、どうなるでしょうか。
そこは「井端コーチ」の手腕に期待したいと思います。



次に、「井端という選手」にとって今回の決断がよかったものなのかどうか、考えたいと思います。

今さらながら、一個人の決断を「いい」「悪い」と判断するのも身勝手ですが、敢えてこう言わせてもらいたいです。


いいわけないだろ!!!


記事の一番最初に上げた記事を見ると、こういう文があります。



『球団は来季も戦力として考えており、兼任コーチ案も浮上していたが、ベテランの重い決断を尊重するとみられる。』


『秋季練習初日となったこの日は軽めのメニューで汗を流し、「来られる日は練習します」と、現役への思いものぞかせていた。』



ほら。



貴方、「選手」としてまだ必要とされてるじゃないですか。

現役生活に悔い残ってるじゃないですか。




恐らくというか、関係者含め大半の方がそう考えているでしょうが、色々あってジャイアンツの新監督に就任することとなった、同僚の高橋由伸をサポートするために井端は現役を退くことを選んだのだと思います。

高橋は、監督就任が決定される以前に「選手兼任という形で(監督の責務が)務まるとは思っていない」、「(チームの指揮を執るのであれば)覚悟を持って伝統あるチームを預かりたい」という旨のことを言っていたかと思います。

恐らく、井端も彼の言葉に影響されたのではないでしょうか。


ここまで井端について書いてきた僕の文章にも、高橋由伸の決断に対して抱いた感情がこもっていないとは言い切れません。


「チームに必要な戦力であり」、「現役続行にこだわりを持っている」二人が入閣することに複雑な思いを抱いた方は、僕以外にもいるかと思います。


そうは言っても、そもそも物事というのは自分の思い通りに進まないのが常であって彼らのような素晴らしい選手たちでもその潮流に逆らえるとは限らない、というのは分かるのですが。


それでも、僕はいち野球好きとして、井端のファンとして、彼(ら)には思い通りにやって欲しかったですし、それをやれるだけの実績と実力を持っていたと信じています。


落合と一悶着起こして中日を飛び出したあのときのように、また元チームメイトの川上憲伸のように、己の思うがままにやって欲しかったという思いがどうしても残ります。





……などと好き勝手に書き殴ってまいりましたが、既に段取りが決まってしまったからには、受け入れて前に進んでいく彼を応援していくのが筋というものでしょう。

僕は巨人は贔屓球団ではない(むしろここ最近のあれやこれやで好感度は急落中)のですが、大好きだった選手の一人がコーチとして球団に携わるからには、応援しないわけにはいかないです。



井端選手、これまでお疲れ様でした。素晴らしいプレーを頼れる味方として、嫌な敵として見せてくれたことにファンとして感謝しています。


井端コーチ、これからも頑張ってください。ただでさえ再建が急務とされるチームのコーチとして働くことは非常に難題であると思いますが、挫けずに良い選手を育ててくれることを願います。


井端、今までありがとう。


そして、これからもよろしくお願いします。













……でも、アライバがWで2000本安打を達成する瞬間は、見たかったなぁ。


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  1. 2015/10/24(土) 16:57:56|
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ブログ開設のあいさつ、方針など

みなさま初めまして、パルと申します。

いきなりですが、現在「咲ワン」なる咲-Saki-ssの人気投票が行われる予定でして、そちらに参加するには、個々人の管理する・目の行き届くサイトに自作ssを貼っておく必要があるらしく。

丁度自作のss(咲-Saki-とアイマスばかりです)を懐古していたりしたので、この機会に他板に投稿していたssを収集&振り返りでもしてみようかということで、このようなブログなど立ち上げてみたのです。

さて、ss以外の内容はどうしまょう。

僕のTwitterを見たことある人はお察しでしょうが、普段からあっちゃこっちゃで話題などまとまりがないので、こっちでもそうなると思います。

一応咲-Saki-やアイマスのカテゴリは作ってあるので、その2ジャンルに関する記事が比較的多めになるとは思います。多めにする予定です。

そういうことで、おヒマな方はしばしお付き合いいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
  1. 2015/08/10(月) 15:30:17|
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